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匿名大喜利| Peing -質問箱-

 

【GWにコレ読もう!】おススメ小説を3つ紹介!

今年のGWは10連休という事で、毎日遊び回って仕事よりも忙しい日々を送る方もいらっしゃるかと思いますが、する事がないボーッとする休みを過ごす方もいらっしゃるかと思います。

 

そんな時に本を一冊、せっかくですから少し根気のいる本を読んでみてはいかがですか?

そんな思いでオススメの小説を3つ紹介します。

 

 

1.サラバ!  西加奈子

 

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文庫版では上中下巻と3冊も出てる長編作品で、丸一日読書に使っても丸一日で読み切れるかどうかのボリュームです。

 

ただ本当に凄い作品です。

時間があるなら是非読んでもらいたい作品でございます。

 

この小説は主人公の歩の人生を幼少期から順に追っていくストーリーでして、活発な母親、変わり者の姉、寡黙な父親の間で色々と考えながら生きていく主人公の自分語りで終始進んでいきます。

 

この本には小説の面白い部分が全て詰め込まれてるといっても過言ではなくて、

人間描写、驚く展開、名言、描写、とにかく全部ひっくるめて素晴らしい作品でございます。

 

問題ばかり起こす変わり者の姉が、

成長した歩に語りかけた言葉があります。

 

 

「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」

 

 

この言葉は全員の人が、

訴えかけられる言葉になるはずです。

 

どうして姉がこう言ったのか、

歩がどんな人生を送るのか、

是非とも一度読んでみてください。

 

 

 

2.ドグラ・マグラ  夢野久作

 

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日本三大奇書の1つ、最も有名なドグラ・マグラでございます。

 

読むと気が狂うという事で知ってる方もいらっしゃるかも知れませんが、

その言葉は名キャッチコピーだなぁと思うほど変な作品です。

 

前提としてこの日本三大奇書は、推理小説として異端だった3作品を表したものなので全て推理小説です。

 

もちろんこのドグラ・マグラ推理小説ではあるんですが、設定や書き方が今読んでも独特で推理小説の枠にハマっているのかすら疑問に感じるほどなんですよ。

 

まず言っておきたいのがドグラ・マグラは読むのにものすごい時間がかかります。

 

ページ数ではサラバの方がもちろん多いですがドグラ・マグラの方が読み切るのに時間はかかってしまうのではないかと思います。

 

と言うのが、この小説の半分以上は主人公が読んでいる文章を読むことで終わってしまうからです。

 

本当に読もうと思われる方にははなからわかっておいて欲しいことではあるんですが、この本は半分学術書のような側面があって、夢野久作の考えた胎児の夢や心理遺伝が雑誌の安い記事のような文章で書いてあるのをひたすら読んでいきます。

 

チャカポコチャカポコと訳の分からない歌に乗せて100ページ近く精神病患者の悲劇を歌ったり、よく分からない事件の調書を読んだり、その時間は正直苦しい時間が多いのは事実です。

 

ただこの本は、

「読むと気が狂う」本なのです。

 

推理小説ですから全てが伏線になっていて、その伏線を考えながら読み進める訳です。

時に主人公に成り代わり、置かれてる状況を考えて先へ進んでいくにつれてこの言葉の意味がわかってくるはずです。

 

最後まで読み終えた時、

みなさんならどう思うでしょうか?

 

正直万人が「よかった」と言い切れる本では無いと思います。

ただ「しょうもない」と思わせる本ではありません。

 

青空文庫でネットでただで読むこともできますので、

なんで狂うのかを確かめてみてはいかがでしょうか?

 

3.おそろし  宮部みゆき

 

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三島屋変調百物語シリーズの一作目がこの作品で、その後もいくつか続きが出ている作品でございます。

 

この作品は宮部みゆきの才能が溢れてるような作品だと僕は感じたんですが、とにかく驚くのが描写のうまさです。

 

この話は江戸時代を舞台にした時代小説で、おちかと言う20そこそこの女性が、三島屋にやってくる人達の怪談話を聞くと言う話です。

 

おちかは基本的に三島屋からは出ませんし、話し手も話をしたら終わりなのでそこから何かをするわけでもありません。

 

本当にただ聞いて聞き捨てるだけなのですが、

その話が凄まじい勢いで頭に広がっていきます。

 

話をきく黒白の間の様子や、語り手の表情、語られる江戸の風景や子供の走る姿など、とにかく全てのものが頭の中で鮮やかに再生されます。

 

そしてストーリは1話完結で一章が100ページ前後ととても読みやすく、小説一冊毎に大枠の伏線も貼られていて、最後にはその謎も解き明かされてシリーズを考えずとも一冊単位で気持ちよく読み切る事ができます。

 

先の2つに比べればとてもとっつきやすいすぐに読めてしまう作品ですので、

是非、宮部みゆきの驚愕の才能を文字で感じていただければと思います。

 

 

 

 

ブックオフのCMで、休みの日動き回ると体がしんどいけどゴロゴロしてると心がしんどいと言うキャッチコピーが使われていた事がありました。

 

心がしんどくなる前に、今年は達成感をもたらせてくれる読書を取り入れてみてはいかがでございましょうか?